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https://burin-burin.com/

Burin (ビュラン) では鍛造や手彫りで貴金属製品を作っています。

必要な造形に削り出し、丹念に研磨して、手彫りで仕上げる。デザインも手法も極めてプリミティブです。
世代を超えて使われていくものは結局プリミティブなものだとビュランは考えています。

ビュランの作るカタチは遣う人が20年30年と遣い続けて戴く程、完成に近づいて行きます。
時が経つに連れて育っていく様々なキズや凹みは、その人しか作れない深みと魅力がでてくるものです。その深みが愛着になるような製品作りを心掛けています。

Burin (ビュラン) とはフランス語で彫刻刀の意味を指します。紙幣の原盤や銅版画に使われる彫刻刀で、切っ先は常に注意深く研ぎ澄まされています。

最初の素材吟味から最後の一彫りに至るまで、平静と緊張の間に心を置き、作業に没頭します。

素材は高品位の925と950silverをメインにしています。
経年変化による色の深み、キズがもっとも上品だと思うからです。

ビュランの手彫りでは彫る対象によって和彫りと洋彫りを使い分けます。

和彫りは日本古来から伝統を受け継いできた手法で、鏨 (タガネ) と呼ばれる彫刻刀を左手に持ち、右手でオタフク鎚を振るい彫り進めて行くスタイルです。
主に漢字や平仮名、篆書体やリングの裏側の彫りに使います。漣の様な彫り跡と抑揚がありつつも鋭い切れ味が特徴です。

洋彫りはグレーバーATという微振動機能がついた彫刻刀を使っています。
右手に彫刻刀を持ち、左手で彫刻台を回転させ彫り進めていきます。
主にアルファベット、ヘブライ文字、ルーン文字等の中東、西洋の彫りに使います。
繊細な彫刻と滑らかな彫り跡を合わせ持ちます。